about

草野商店の取り組み

草野商店の想い

世界のどこにもない、あなただけの「好き」に出会うために。
たとえば、ある酒蔵の小さなタンクの底に、誰にも知られずに眠っていた一本の酒がある。
名前も派手さもない。だけど、なぜだか、心がふっとほどける味がする。
草野商店は、そんな酒に出会ってしまった人間の、最後の悪あがきのようなお店です。

祖父母の代から続いた酒屋は、いつしか時代の波に呑まれて消えてしまった。
自分に何が残っているだろう?と問いかけたとき、戻りたくなったのは、あの匂い ─ 
木の棚、埃まじりの帳簿、冷蔵庫から取り出した一升瓶の冷たさ。

だけど、今の酒は、あの頃のままじゃない。造り手も、飲み手も、想いも、変わっている。
「昔ながら」じゃ、誰の心にも届かない。だから、草野商店は “語りたくなる一杯” を探します。
知られていない、けれど、忘れられない。そんな日本酒たちを、あなただけの物語として届けたいのです。

どんなに忙しい日でも、小さなグラス一杯が、呼吸を取り戻すような夜になりますように。
ひとりで飲むことも、誰かに贈ることも、すべてが「選ぶ時間も、物語にする」行為であると信じて。
草野商店は、今日も “ここだけのもの” を探しに、酒蔵へ向かいます。
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